歴史就活 第3弾
「インターンで身に付ける力とは」 ~インターンDE 豊臣物産~

おっGおっG

かつて日本で活躍した歴史上の有名な人物も、現代の学生と同じように就活に苦労していました。戦国時代の武将も同じです。
激動の戦国時代を駆け抜けた武将たちが、現代に蘇って就活に再チャレンジします。
武将の就活を通じて「仕事とはなにか?」を考え、現代も変わらず大切にしている仕事の考え方、取り組みの姿勢を学びます。

▼ 目次
  1. 主な登場人物
  2. インターンで身に付ける力とは? ~インターンDE 豊臣物産~
  3. 企業担当者からのアドバイス
  4. インターンで身に付ける力とは? 解説
  5. 石田三成からのメッセージ

1.主な登場人物

大学3年生のインターン参加者

石田三成イラスト

石田三成
頭はいいが、固い。周囲の人と歩調を合わせるのが苦手。他人の気持ちに疎いと言われる。

加藤清正イラスト

加藤清正
考えることが苦手。大雑把な大会系。結果さえ出せればよいと思っている。

福島正則イラスト

福島正則
細かいことが苦手。仲間意識が強い体育会系。

豊臣物産のインターン担当者

羽柴秀長イラスト

羽柴秀長
一見穏やかに見えるが、実はエキサイティングな性格。

2.インターンで身に付ける力とは? ~インターンDE 豊臣物産~

ここは総合商社、豊臣物産のインターン会場。
インターンを希望した学生たちが50人ほど、広い会議室に集まっている。
真面目そうな学生もいれば、やんちゃそうな学生もいたりで、さまざまな学生で溢れている。学生たちは、それぞれの長テーブル席について、インターンが始まるのを待っていた。

開始時間になり、インターン対応の人事担当者らしき長身の人物が現れた。
「みなさん、こんにちは。今日はお集まりいただいてありがとうございます。
私は豊臣物産、人事部の羽柴です。
今日のインターンを担当させていただきます。よろしくお願いします。
それでは、これから豊臣物産のインターンを始めます。
ご存知の方もいると思いますが、当社は創業者が針を売る小さな商店から始まり、今では日本を代表する大企業に発展しました。当社の経営戦略や商品サービスについて、今日はみなさんにゲームを通じて十分に知ってもらおうと思います。
会場内の学生がざわついた。豊臣物産インターンでは、何をするのか事前に知らされていなかったのだ。

「ゲームの内容は、チームメンバーが協力して、経営者目線を持って事業所を立ち上げていただくという体感型ゲームです。事業所を立ち上げるにはどんな情報が必要で、何をしなければならないのか考えてみましょう。事業所となる建物の候補と、採用人数など、立ち上げに必要な情報を提供します。
期日は、今日1日です。16:00までに、どんな事業所にして、顧客にどんなサービスを提供するのか、私たちのいる本部まで報告に来てください」

ザワザワ・・・。
何だかとってもハードルが高そうなゲームに、学生たちは戸惑った。ゲームというより、強制ワークだ。事業所?なんだそれは。今住んでいるアパートだって自分一人では借りられなかったのに。果たして自分たちでできるのだろうかと不安が、学生たちの脳裏をよぎる。いきなりそんなお題を出されても、何をどうしていいのか分からないといった状態だ。

企業担当者の羽柴は更に続けて話した。
「みなさんは、1つのテーブルに数人ずつ着席していますが、このテーブルごとにチームを作ります。
Aチーム、石田君、加藤君、福島君・・・。
Bチーム、竹中君、黒田君・・・。
Cチーム、・・・。
Dチーム、・・・。
それではメンバー同士、活発な意見を交換してください。
ただし針販売の同業者や、知り合いの経営者に事業所立ち上げの極意について答えを聞くのはズルです。まあ、万が一にも、そんな知り合いはいないと思いますがね。ハハッ。
それでは、チームのみんなで協力して、事業所を立ち上げましょう!よろしくお願いします!」

「・・・」
会場は一気にシーンと静まり返った。
学生は、半ば強制的にスタート台に立たされた感じだ。
ほとんどの学生が呆気に取られ、ポカンとしていた。

委縮ムードが漂う会場の中で、石田三成と加藤清正、福島正則らの率いるAチームはやる気に満ちあふれていた。
豊臣産業の会社パンフレットを広げながら、石田が話す。
「やっぱり黒字化できる店舗にすることが、立ち上げの目的だと思います。そのためにはマーケットを調べて、どこの地域に出店したら商品が売りやすいか、販売の流れを知ることが大切だと思います」
石田の意見に、加藤も頷いた。
「豊臣産業は今では針を扱っているだけじゃないから、どんなサービスを扱う事業所にするかも考えなきゃな」
石田は得意そうにあごをしゃくった。
「それでは加藤君は取扱いサービスを調べてください。私は、事業所周辺状況を調べます」
「(分かっちゃいるけど、何かこいつに指示されるとムカつく!)いちいち、調べるとかめんどくせ~な。俺んちの知り合いに針販売の経営者がいるんで、聞いてみよ~ぜ」
携帯で電話をかけようとした加藤を、石田が制した。
「加藤君!ズルしちゃ駄目だよ、ちゃんとルールを守ろうよ!」
「大丈夫だって、人事の羽柴さんも絶対NGだって言わなかっただろ?」
「駄目だって!きまりはきまりだよ。羽柴さーん、加藤君がいけないことをしようとしています!」
「アホか…!同じチームなのに何で人事にチクるの?」
「ルールは守らなきゃいけないと思います!」
「誰か、このアホを黙らせろ!」
福島が石田に近づいた。
「ぼ…暴力反対!!僕は文系で事務方だ。脳みそまで体育会系の君たちとは違うんだ…!」
そっと口元に指を添えようとした福島の大きなガタイを、石田は限りなく突き飛ばした。

そんな騒がしい会場の中で、一際冷静なチームもあった。
騒ぎを横目で見ながら、着々と業務分担を進めている竹中、黒田のBチームだ。
竹中と黒田は、余計な思考と体力を消費するのは勿体ないといわんばかりに、周囲の喧騒を遮断して、集中してワークに取り組んでいた。

黒田官兵衛・竹中半兵衛イラスト

一瞬で吹き飛んでいった福島を見て、他のチームが注目しだした。
Aチーム、何かモメているらしいぞ…?ザワザワ…。

騒ぎを聞きつけてとうとう人事の羽柴がやってきた。
「どうしたAチーム?活発な意見交換をしようと言ったけど、ケンカ腰は駄目だよ。君たちもいい大人なんだから」
真面目な顔で羽柴が、石田と加藤をたしなめる。

睨み合った学生2人の様子を見ながら、実は羽柴という人物、内心ニヤニヤとほくそ笑んでいた。
(ぐふ。もっとやれぃ…!最近こんなイキのいい学生もおらんでな…面白ぅなかったわ。もっと派手にやればいいがや)

羽柴がもっともらしい表情をつくるのに苦労していると、石田がキッと顔を上げて言った。
「加藤君がルールを守らないんです。知り合いの経営者に事業所立ち上げの答えを聞こうとしたんです!」
加藤も反論する。
「いや、実際、聞いてないっすよ。それなのに石田君がいきなり暴力を振るいやがったんです」
「ぼ、ぼ、暴力なんて、僕は…!」
(ハッ!確かに僕は福島君を突き飛ばしたのだった!福島君、どうなったの?)
石田はどこかへ飛んで行った福島の姿を探して青くなった。

羽柴が神妙な表情をつくり、2人を制する。
「まあまあ。君たちはひとつのチームだ。誰か一人が成果を出すんじゃなくて、チーム全員が協力して成果を出さなければならないよ。お互いに反目し合っては、今日中に事業所を立ち上げることはできないよ。もう一度初めからやり直そう。今からでも遅くはないよ」
羽柴は2人の肩をポンポンとたたいた。
「大切なことは、お互いのことを尊重し合って、目的に向かって進むことだ。相手の性格が気にくわないとか、顔が気に入らないとか言っている場合じゃないぞ」
羽柴はニッコリとほほ笑んだ。(ワシ、いいこと言った!グッジョブ!)

性格が気にくわない…。
顔が気に入らない…。
そんなこと絶対に言ってないよな。石田と加藤は顔を見合わせた。

少なくともチームで協力しなければ、インターンで結果を出せないことが分かった。
「とにかくやろうAチーム。みんなで手分けして」
加藤が言った。全員が力強く頷いた。

その後は石田も加藤も、福島も、お互い仲間の言い分を聞いてアクションを進めた。
目的は一刻も早い事業所の黒字化だ。誰も異存はない。もともと行動力では自信のあるメンバーが揃っているAチームだ。かなり期待できそうな結果も出初めている。

そうして慌ただしい豊臣産業の1DAYインターンも、終わりを迎えようとしていた。
どこよりも早く事業所を立ち上げて、運用できるように本部に提案できたのは…。

3.企業担当者からのアドバイス

インターンは社会人に必要なさまざまな力が身に付けられます。
・目的達成力
・コミュニケーション力
・経営者視点
・同心円
・気付き力
その他にもインターンは、社会人としての疑似体験ができる、就活のESや面接に有利になるエピソードが得られる、業界のことを知ることができる…などなど参加メリットがたくさん。
是非さまざまなインターンに参加して、就活にプラスにしていきましょう。

******

どこよりも早く事業所を立ち上げて、運用できるように本部に提案できたのは…。
サービス商材とマーケットを確立し、黒字化計画を立てたのは、Bチームだった。
Aチームの後半からの追い上げも凄まじい勢いだったが、僅差でBチームにはかなわなかった。

「僕たち、最初から協力していたら勝てたかな。ごめんな」
石田がぽつりと言った。本心からの言葉だ。
加藤は、首を横に振る。
「何言ってんだよ。最初にやりあったから、もう少しで勝てるところまで追い上げられたんだろ。最後の追い上げはどのチームにも負けてなかったと思うぜ。
またチャンスがあれば、俺は石田とチームを組んでやってみたいぜ」
「俺も」
どこかから現れた福島も、普段は寡黙で評定あるフェイスをほころばせて笑った。

ぐふ。
インターンが終わり、人事の羽柴はマル秘ノートにメモ書きをした。

石田三成。
地道な調査、立案は得意。人をまとめるのが苦手。これからの伸びしろに期待。
⇒Next Stageへ。

加藤清正。
勝つために手段を選ばない。短気。先見の明がある。
⇒Next Stageへ。

福島正則。
コミュニケーション不足だが、仲間との協力意識が高い。これからの成長に期待。
⇒Next Stageへ。
石田三成・加藤清正・福島正則・羽柴秀長・黒田官兵衛・竹中半兵衛イラスト

4.インターンで身に付ける力とは? 解説

  • インターンでは、グループでワークをして成果を出すという形式がよく活用される。個々の学生が、チームの中でどれだけメンバーと協力して進められているか、結果を出せているか、人事担当者にチェックされている。自分の意見を言うことは大事だが、相手の意見も尊重してワークを進めよう。
  • 短絡的な言動はNG。インターンはどんなワークの最中でも、常に企業担当者がチェックしていることを忘れてはならない。短絡的な言葉づかい、行動は避けよう。ビジネスマナーを学んで、ビジネスにふさわしい言動を。相手を批判したり、言い争いをしたり、どつきあいは当然NG!
  • 常に目的をブラさずにワークを進めること。今回の目的は、“経営者目線を持って、メンバーが一致団結して事業所を立ち上げる”ことだ。メンバーが協力しながら、一刻も早く利益を回収できる事業所を設営しなければならない。チームが横道に逸れていきそうなときは、もう一度全員で目的を見直そう。
  • 仕事は、相手が好きだから一緒にやる、気にくわなければ一緒にやらない、ということはできない。どんなメンバーがいてもチームになる以上は、職場では協力して成果を出さなければならない。そこに気付いて、最後に協力し合った石田、加藤、福島の行動は◎。

5.石田三成からのメッセージ

「大一大万大吉」

一人が万民のために、万民は一人のために尽くせば、世の中の人々は大吉になる。
“ひとりは皆のために、皆は一人のために。One for all, All for one.”
目の前の仲間と協力して、チームワークを大切にして進もう!きっとみんなの力が集まれば、その先の未来が開けてくる。ひとりではできない大きなことも、どんなことでもやり遂げられる!

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