実録!SCG「なかの人」物語vol.2~出る杭になりすぎて刺さってしまった内定者~

M澤たまM澤たま

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こんにちは、オウンドメディア編集部Mたまです。
このシリーズでは、SCGで働く私が、実際に見た話や聞いた話をノンフィクションでお届けしていきます。SCGではどんな人たちが働いているのか?どんな文化があるのか?少しでも身近に感じていただけたらうれしいです。

今回は、この新卒採用オウンドメディア編集部に携わっていて、採用チームの方から聞いたお話。当社では、内定の決まった学生さんが参加できるプロジェクトがいくつかあります。その中のひとつが『リコメン』プロジェクト。内定者が後輩に当社をおすすめする(recommend)取り組みで、内定者同士で紹介者の数を競い、上位者は表彰されるものです。その中で、頑張るあまり出る杭になりすぎて刺さってしまった男がおりました―。

どうしても1位を取りたかった『リコメン』プロジェクト
大学4年の夏。SCGへの入社を決めた僕は、『リコメン』プロジェクトへの参加を決めた。簡単に言うと後輩を紹介した数を競うものだ。やるからには1位を取るぞと意気込んで申し込んだものの、いざ始めてみると思うように成果が上がらない。サークルにいた時はそこそこ後輩に慕われていると思っていたが、実はそうではなかったのか・・・。自分の影響力のなさに悩み始めた時、ある方法を思いついた。そうか、あそこに行けば効果があるかもしれない。早々にSCGへの入社を決めた僕にはもう縁がないと思っていたけれど、リコメンには最適の場所。多くの後輩がいる場所。そう、企業のインターンシップ説明会だ。これから夏休みにかけて、各地でサマーインターンシップが開催される時期だ。僕はさっそく、直近の説明会に次々と申し込んだ。
実際、説明会で知り合った学生に告知を始めると、僕の熱意が通じたのか、だんだんと協力者は増えていった。自分の立てた作戦は間違っていなかったのだと、少し誇らしく思っていた。このまま行けば、1位も夢じゃないかもしれない・・・。

「K君、ちょっといいかな?」人事責任者からの呼び出し
ある日、内定者の集まりで浜松町のオフィスに訪問すると、人事責任者の吉田さんから名前を呼ばれた。普段、責任者の吉田さんが直接内定者の対応をすることはない。なんだろう。まさか、内定取り消し・・・?
「K君、今リコメンの取り組みやってくれているよね。どうやって、人集めてる?」
思いもよらない質問だ。ひょっとしてここのところの成果を褒められるパターンだろうか。少し誇らしげに、サークルの後輩に声をかけたり、ビラを配ったり、SNSで発信していますと答えると、吉田さんは渋い顔で一枚の紙を見せた。
「あのね、実は、昨日大阪のS社から連絡があったの。S社の説明会に参加した学生が当社のチラシを配ってたって・・・。御社は学生にそんなことまでさせるのかってお怒りの電話だった。K君、これ見覚えあるよね?」
それは、僕が配りまくっていたお手製のビラだった。僕は大学やサークルの後輩だけでは目標数値に届きそうもないので、後輩のたくさんいそうなインターンシップ説明会に参加して配っていたと正直に話した。
「そっか、わかった。自作のビラまで作ってリコメンのために尽力してくれて、その熱意は評価する。でもね、他社のインターンシップ説明会まで行ってこれを配るのはちょっと・・・反則かな。」
褒められるのかもなんて一瞬でも思った自分が恥ずかしい。僕は事の重大さを理解し、震える声で吉田さんに謝罪した。

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謝罪をしに、新幹線で大阪へ
自分ひとりで勝手にしたことが、企業対企業の問題に発展してしまった。結局、人事責任者の吉田さんが大阪に本社を置くS社まで謝罪に赴くことになり、僕も同行した。現地までの新幹線に乗る間、吉田さんから沢山のお話をいただく。
「K君のしたことは、そりゃ社会人としてやってはいけないことだよ。自社インターンの説明聞きに来てる子が実は他社の内定者で、横取りされたらうちだって不快に思うし。」
はい・・・。恐縮するしかできない僕に、吉田さんはまぁ最後まで聞いてと続ける。
「この前ね、社長にK君の件を報告したの。内定者がこんな問題起こしました、本社まで謝罪に行ってきますって。そしたら社長、何て言ったと思う?」
社長にまで話が及んでいるのか。まさかすごく怒っているのでは・・・。やっぱり内定取り消しだろうか。額に浮かぶ冷や汗を拭う。
「社長ね、よくやった!と褒めてやれって言ってた。それだけ必死になってやったことだから、やり方や順序に問題はあったにせよ、責めるつもりはない。むしろ目標達成のために全力を出したことを褒めるって。私も正直なところ、内定取り消しも少し考えたんだけど、それよりもK君には入社して成果を出すことで取り返して欲しいと思ってる。がんばろうね。」
吉田さんはそう言って、少し早いけどお昼にしようと駅で買ったお弁当を差し出してくれた。僕はほっとした気持ちと情けなさと感謝がごちゃまぜになって涙がこぼれそうになるのを必死にこらえ、一気にシャケ弁当をほお張った。

「出る杭伸ばす」出すぎて刺さることを恐れるな
そんなこんなで波乱万丈の内定者時代を過ごした僕も、無事入社し、綜合キャリアオプションのリクルーティングアドバイザーとして3年目に突入した。あのときの社長の言葉は「出る杭伸ばす」SCGの社風をとてもよく表わしていると、実際に仕事をしてみて思う。普通にやっていて目標数値に届かないのだったら、違うことをしなきゃダメなのだ。あの時の僕は、出る杭になりすぎて思わぬところに刺さってしまったけれど、今でも出る杭のスピードは緩めずに、先輩へのホウレンソウと周囲への波及には細心の注意を払いつつ働いている。
そして先日、菅平での新入社員研修に先輩社員として参加した際、吉田さんに会う機会があった。
「K君久しぶり!元気でやってる?今日は新入社員へのレクチャーよろしくね。なんなら内定者時代の伝説を反面教師として話してくれてもいいけど(笑)。後にも先にもK君だけだよ、内定者時代に大阪まで謝罪に行ったのは!!」
きっと僕は一生吉田さんには頭があがらないだろう・・・。それと同時に、あの時内定取り消しにして終わりではなく、大阪まで謝罪に行ってくれたこと、今もこうして声をかけてくれることにとても感謝している。
3年目を迎えた今、僕にも後輩ができた。自分がしていただいたことを、次は自分が後輩にする番だ。後輩には「失敗を恐れず出る杭になれ!!」と日々伝え、違う方向に出すぎた場合や、思いがけず何かに刺さってしまった場合は、僕がどんとフォローをするつもりでいる。もちろん、僕自身も出る杭であり続けることを忘れずに。

いろいろチャレンジさせてもらえるということの後ろには、上司先輩の相当に大きな器があることを忘れてはなりませんね。私も入社当時、何もわからずに突っ走って大コケした際に、上司が素早く応急処置をしてくださり、助けていただいたことがあります。その後も何度かコケまして、おかげで応急処置の仕方は上手くなりました(笑)。
SCGでは皆そうして成長してきているので、きっとあなたが大コケしても、先輩はやらかしたなと苦笑いしつつも全力で助けてくれると思いますよ。SCGにはそういう文化があるのです。

さて次は、どんな「なかの人」の話をしましょうか。次回もお楽しみに!

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